宝夢

栃木・宝積寺/2009.06~

homecarespace.jpg

高根沢第二幼稚園の斎藤園長が理事長を勤める高齢者介護施設。

宝夢とは「Home」、私達若年者にとっての人生の「宝」であるご年輩者の「夢」があふれる場所、そして地名の宝積寺にちなんで命名。
施設全体の意匠・設計のアドバイザーとして参画し、ネーミング・ロゴマーク、サイン計画を行った。

介護施設を「特別な場所」や「無機質な病院」のようにはしたくないという考えが斎藤園長と一致して、想いが膨らんだ。
明 るい色彩を用いたり、入口の花壇をR(曲線)にしたり、中庭には大きなシンボルツリーを入れ芝生を敷き詰めた。ご年輩の方々に喜んで頂くため、日本人が昔 から大切にしている季節感、を感じられる紅葉が見事なイロハモミジを植えるなど、少しでも「自然」を感じるものを取り入れていった。
日々の介護が大変なスタッフもホッとし、楽しんで働けるような施設。
ご年輩の方々が心穏やかに暮らせる場所とは何か?「Home」とは?・・・・

ここには、高根沢第二幼稚園の子どもたちが定期的に「遊び」にやってくる。Kids&Over65の第一歩の場所だと思っている。

一言:高齢者といってもその「個性」は様々。みなが笑顔で過してほしい。