M邸

東京/2003.10

M-House.jpg

 

店舗や公共の施設が多い中、私の師匠の関係で依頼のあった個人邸。

本格的に住宅の内外仕上げやインテリアを手がけたのはこれが初めてで、後の仕事に繋がる大変貴重な経験を得たプロジェクト。

ポイントは、「今までに見た事にないような、住宅らしくない住宅」。
海外を知り尽くしたオーナーの希望をいかに叶えるか。原案をもとに我々のとった手法は、様々なデザインアイテムをよりクオリティの高い「リアルフェイク」で表現すること。
例 えば、自然の石や木を使うのではなく、ディズニーなどを手がける専門業者による「鉄筋やモルタル」で造る「特殊造形」や自由自在に塗料を操る「エイジング 塗装」は、自然素材を使うことで起きる制約、工期やコストなどが緩和でき、自由度が高く、異素材との新しい組み合わせをも、可能にしている。
最高のスタッフが集結し、過去に手がけたあらゆるプロジェクトで培われた特殊技術を用いた空間構成の集大成となった。

一言:知り合いの流木アーティストにお願いして造ったシャンデリアも
思い出深い一品です。